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今年の漢字

コラム

こんにちは。
河野です。

早くも2017年も残すところあと数日となりましたね。
みなさま今年はどんな一年でしたか?

少し前の話ですが、今年の漢字は『北』になりましたね。
当然?例のあの国を一番に思いつくと思います。
他の理由の中には、九州北部豪雨、大リーグに挑戦するプロ野球北海道日本ハムの大谷翔平投手や、ドラフト一位の清宮幸太郎選手など。
あとは、アウトレイジ最終章の北野武や競馬のキタサンブラックなどかなりこじつけが多い気がしますが|д゚)

キタサンブラックのオーナーはご存知でしょうか?そうです、日本を代表する演歌歌手の北島三郎さんです!!名義は(有)大野商事ですが。
つい先日の第62回有馬記念を制しましたね!!今年は多少出走メンバーが小粒でしたが、見事に貫録を見せつけの勝利でしたね。
この有馬記念を最後に引退して種牡馬になります。

キタサンブラックはG1を7勝したすごい馬なんです。過去にG1を7勝した馬は、シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカのみです。軒並み一度は聞いたことのある馬ばかりだと思います。
そして、当時と比較して賞金金額が上がっているとは言え、18億7684万3000円稼ぎだし、テイエムオペラオーの通算獲得賞金を上回って日本で一番賞金を稼いだ馬になりました!!ちなみに購入金額は数百万円だそうです。

父親は、現在ナンバーワン種牡馬のディープインパクトと全く同じ血統を持っているディープインパクトのお兄さんで、ブラックタイドと言います。
余談ですが、ディープインパクトの種付け料は非公開ですが、現在は3000万円と言われています( ゚Д゚)年間に200頭以上に種付けを行うので、、、、、、、ものすごい金額に!!
母親はシュガーハートと言って、サクラバクシンオーの子供です。つまり、キタサンブラックの母方のおじいちゃんがサクラバクシンオーです。一般的に競馬では、「父親」と「母の父(おじいちゃん)」の血が競走馬としての力を左右すると言われています。キタサンブラックは父親のブラックタイドが中距離向き、母の父のサクラバクシンオーは短距離向きの傾向があると言われています。

父親のブラックタイドの他の子供の適正距離はだいたい1600~2000メートルほどで、キタサンブラックも日本ダービーという2400メートルの距離のG1の際には大敗しています。
次のG1は3000メートルの長丁場の菊花賞でかなりの距離を走るので、短距離の適性の高い母の父のことも考慮すると所謂「距離の壁」があり、血統的にまず勝てないだろうとの大方の予想でした。
しかし、6番人気ながら3000メートルの菊花賞を勝ってしまいました!!
その後もキタサンブラックは2000メートルから3200メートルの中長距離のG1を沢山勝っていきます。無理と言われた距離を勝っていく姿と、男前な顔立ちと、オーナーがさぶちゃんと言うことなどから人気が高い馬でした。

G1で勝って自身の『祭り』を競馬場で唄ったりしているところがネットニュースに載っていたりしましたよね!

競走馬は、サラブレッド;THOROUGHBRED「徹底的に(THOROUGH)品種改良されたもの(BRED)」と言います。
まさしく強く速い馬の血を残し、さらに強く速い馬をつくりだしていく世界です。基本的には速い馬を作るためには速い馬からとなっているので、ディープインパクトの種付け料のように速い馬の種付け料には当然大金が絡んできます。それが一番簡単ですから。

でも、短距離だろうと思っていた馬が長距離で勝ったり、数百万円の馬が18億円以上稼いだり、逆にセリで数億円の馬が一回も勝てなかったり、ディープインパクトのように優秀な血統だったり、オグリキャップのように血統は全くよくない馬がG1を勝ったりなど奥が深いです。

競馬はブラッド(血)・スポーツと言われますが、キタサンブラックはまさにその言葉が詰まった馬だったように感じます。ディープインパクトと全く同じ血統のブラックタイドが父親であったり、距離の壁など。

キタサンブラックは400万円の種付け料となる予定みたいです。数年後に子供が活躍するか今から楽しみですね!!

 

ということで、今年の漢字『北』から長々と膨らませてみました。