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ワシミ整形外科

長い梅雨でした

コラム

こんにちは。
河野です。

やっと梅雨の時期が終わりましたね。
東海地方は例年であれば7月21日くらいが梅雨明けみたいですが、今年は8月1日くらいだったそうですね。統計学的には長い年月でみれば多少のバラつきは付き物です。

ワシミ整形外科にあるMRI装置、CT装置、骨密度装置は定期的に保守整備と言って装置に毎回同じ値を入力して、同じような値がちゃんと出力されているか、またその値に大きなバラつきがないかのチェックをしています。大きくかけ離れる(一定の範囲から大きく外れる)際には何かしらの異変があると推測できます。
QC(Quality Control;品質管理)というものです。

ファントムと言って、水や硫酸銅などの均一な物質が入っている試料があるのですが、それを上記のように定期的に撮影してデータ収集しています。例えば、条件は同じでもいつもと資料を置く場所が違っていたり、違う大きさの試料だったり、条件が違っていたりすると値がバラついてしまったり、大きくかけ離れたりします。
※ただし室温、湿度などにも影響されます。
写真は骨密度装置のQC結果です。何年も同じ条件で撮影していますが、バラつきがあることがわかります。そして、赤い点線の中に収まっています。

イメージ的に、牛丼並盛を頼むと毎回同じような分量になりますが、肉の大きさが全て同じではなかったり、玉ねぎがいつもより多かったり少なかったりと言うようにある一定の分量にはなるが、毎回完全に同じにはならないと言った感じです。
でも、並盛を注文しても大盛の量の肉はさすがに入っていないですよね?そうすると、そんなことは滅多に起きないので何かしら異変(店員さんがオーダーを取り間違えたのかなとか)があると考えられます。並盛の量も赤い点線の中に収まると置き換えてみて下さい。

ざっくり言って、ほとんどの事象はバラついても正規分布に従い、2SD(2倍の標準偏差;約95%)の中に収まります。写真の赤い点線の中です。
ちょっと難しいですね・・・(+o+)説明するとブログ数か月分になってしまうので割愛します。。。

ですので、今年は梅雨明けが遅いと思うけど、最初に言いましたザックリうん十年と長い目で見るとそんなに遅くなっていない(大きくかけ離れていない)ということになる。
ハズです!!
調べていないのでスイマセン。。。

単純計算で、梅雨明けに関する事象は、確率的に100年の内の95年は正常範囲内、100年の内5年が異常に梅雨明けが長かったり短かったりということにります。

まあでも感覚的に沢山雨降りましたし、梅雨明けも8月でしたので長く感じましたよね。

 

そんなこんなで次回は梅雨の時期の息子くんの学童での遊びを紹介します。