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ワシミ整形外科

開業して

コラム

 

本日快晴なり。久々の良い天気!まだ少し風は冷たいですが、確実に春は近づいています。早くつくしが食べたいなあ。私は3月から実家に戻り、地域医療に専念しております。本当は20年の大学生活を終え、少し旅行でも行きたかったのですが、妻、子供から「1人でいってきたら」 と冷たく言われ結局父親と一緒に鷲見整形で仕事しております。開業医は開業医で忙しいのですが非常にやりがいを感じており充実しております。大学勤務より私は性にあっている気がします。今日も今から今年1月1日に95歳になられたKさんのところへ顔を見に行ってまいります。kさんは当院開業当時からの患者さんで、私が小学生のときをご存知で、毒舌でならしたKさんも私の顔を見るたびに「若先生大きくなったな。」と45歳の私にニコニコしながら声をかけてくれます。非常に元気な方で最近まで畑仕事をされておりました。先週から神経痛で当院に着くなり1歩も動けなくなってしまいました。身寄りもなく1人暮らしですので朝、晩様子をうかがいがてら注射をしてくる毎日です。Kさんはとても爽快、明瞭な頭脳の持ち主でお話がとても面白く、つい長居してしまします。私は長年当院に通ってくれたのだから動けなくなったらこちらから伺うのは当たり前、と思っているのですがKさんはとても喜んでくれて、1日でも早く良くなろうと自分で立つ練習をしております。大正生まれの日本人の根性をいつも見せ付けられ、ひたすら感心させられるのです。私はその姿を見て、心がとても温かくなる感じを覚えます。開業医の良いところは患者さんとの距離が近いところ、最近とてもそれを感じます。すっかりKさんのファンになってしまいました。Kさん、頑張れ!心から応援します。これが医者の立ち位置。医者は患者さんを治すなどという傲慢さがともすれば顔をもたげてきますが、本当の医者の仕事は患者さんの一番の応援者、サポーターでなければいけないと思う今日この頃です。さあ、早くKさんに会ってこよう!今日はどんなお話しをしてくれるのでしょう。では、行ってきます。