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ワシミ整形外科

MRI

MRI

ワシミ整形外科では、Philips社製1.5T超伝導 MRI装置(Multiva1.5T)が稼働しております。

MRIとは

MRI(MRI=Magnetic Resonance Imaging;磁気共鳴画像診断)は強力な磁場と電波を人体に照射して体の中の臓器、骨、筋肉や関節、血管などの撮影を行う検査で、放射線を用いませんので、放射線被ばくはありません。
体の中には水素が多く含まれています(人間の約8割は水でできていると言われています)。体の中の水素原子はあらゆる方向を向いてコマのようにくるくる回転しています。電波をあてるとあらゆる向きにむいていた水素原子が一方向に向きます。
電波を切るとまた水素原子がコマのように回転を始めますが、その際に水素原子からエネルギーが放出され、共鳴と呼ばれます。当然、各臓器や骨や筋肉ではくるくる回転する周期が異なるので、その異なったエネルギーをコイルと言う受信器で受け取ります。
得られた信号を処理して画像化することにより、病変と正常部位でしっかりと白黒様々なコントラストの差がついたMRI画像を得ることができます。
撮影部位は多岐にわたりますが、特に、脳、脊髄、手・足、子宮・卵巣などの婦人科系、前立腺などでMRIの優れたコントラストが威力を発揮します。

MRI検査のメリット・デメリット

メリット

・放射線による被ばくがない
・MRIは優れたコントラストによって正常部位に対する病変の描出能が高い
・様々な断面の撮影が可能
・造影剤を用いなくても血管の描出が可能(脳動脈瘤の発見に有効)

 デメリット

・検査時間が20~30分程度と長い(検査内容に長くなる場合もあります)
・工事現場のようにガーガー、カンカンと音がうるさい
・閉所恐怖所の方は検査ができない場合がある・ペースメーカーや体内金属があると検査ができない場合がある
・動きに弱い

MRIには様々な利点・欠点があるため、他のモダリティー(X線写真、CT、超音波などの検査装置)の画像と比較して診断を行っていきます。

MRI検査中の注意点

MRI検査は強力な磁場を用いています。時計、ライター、ネックレスなどの貴金属類を持ち込むとMRI装置に飛んで吸着してしまったり、機械に誤作動を与えてしまう事があり大変危険です。

当院では検査前の医師による問診と入室前に放射線技師による金属チェックを行っています。

患者さんに安全に検査を受けていただくためご協力をお願い致します。

VSRAD(MRIによる認知症検査)

VSRADとは?

VSRADとは、「前駆期を含む早期アルツハイマー型認知症の診断支援ソフト」のことです。
当院は最新バージョンのVSRADソフト「VSRAD advance2」を導入しております。
検査時間は約15分です。
※ただし、このMRIを用いたVSRAD検査だけではアルツハイマー型認知症の診断は行えません。あくまでも診断の補助する目安ですので、臨床症状を元にした医師の総合的な診断が必要となります。

認知症に関して

65歳以上の認知症の推計有病率は約15%、軽度認知障害(グレーゾーン)を含めると、65歳以上の約4人に1人が認知症と言われています。
認知症は大きく分けると、

・アルツハイマー型認知症 60%
・脳血管性型認知症    20%
・レビー小体型認知症   10%
・その他         10%

に分けられます。

特にアルツハイマー型認知症は海馬・海馬傍回付近の萎縮が最も早く起こることが判明しています。
このVSRADは、MRI検査を用いて早期アルツハイマー型認知症に特徴的にみられる海馬・海馬傍回付近の萎縮の形態的画像情報を客観的に解析して診断支援情報に変換していきます。

また、「VSRAD advance2」では、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の鑑別を支援する参考指標が追加されました。レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症と比較して、内側側頭部の萎縮が弱いことと、背側脳幹の萎縮が強いという特徴が先行研究により報告されています。
「VSRAD advance2」は、この特徴が出る部分を数値化し、比較することが可能となりました。

 

解析結果

検査後に解析結果は患者さんにお渡し致します。
解析結果には、ソフトによって「関心領域内の萎縮の程度」が自動算出されます。
目安として
0~1・・・関心領域内の萎縮がほとんど見られない
1~2・・・関心領域内の萎縮がやや見られる
2~3・・・関心領域内の萎縮がかなり見られる
3~ ・・・関心領域内の萎縮が強い

※ただし、このMRIを用いたVSRAD検査だけではアルツハイマー型認知症の診断は行えません。あくまでも診断の補助する目安ですので、臨床症状を元にした医師の総合的な診断が必要となります。

 

アルツハイマー型認知症は現段階では完治が可能な薬はありませんが、症状を改善する薬や、進行が緩やかになる薬はあります。最近物忘れが多いなどの症状がありましたら、一度当院を受診して下さい。